序
当法人は、アジア太平洋地域大戦後の廃墟に取り残された戦災孤児の救済に着手して以来、今日まで児童の育成と福祉に携わってまいりました。この間のコイノニア経営を支え続け、今後も支え続けることになる理念をここに記します。
本文
一.他者を愛し支えて生きなさいとの神様の委託に応え、自分の利害を捨てて他者への奉仕に働く
二.すべての人を人格として認め、敬愛の想いを持って援助に努める
三.公益事業としての性格を踏まえ、公平性・公正性の保持に努める
四.社会の福祉ニーズを受け止め、新たな援助の方策を探る努力を重ねる
五.常に職員の養成に努め、援助技術と専門知識のレベルを保つことに努める
①当法人の事業は、利用者の立場を支援しその幸福追求に貢献するものであること。
②当法人の事業においては、利用者の人権が重んじられ、その権利の擁護が図られるものであること。
③当法人の事業においては、利用者の意見・要望を積極的に取り入れてその実現に努力するものであること。
④地域の福祉ニーズと要望とを受け止め、また地域および関係機関との連携協力によって福祉目的を達成していくスタンスを常に堅持するものであること。
⑤新規の事業への取り組みを常に模索し、活動する事業体であり続けるものであること。
⑥各施設は法人の推し進める各事業の目的達成の機関であり、それに相応しい設備・環境の整備(ハード面)に努め、且つ必要十分な有機的連携を作り出し、援助技術(ソフト面)向上の努力を常に目指すものであること。
法人名 | 社会福祉法人コイノニア協会 |
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理事長 | 村上 出 |
所在地 | 〒791-8016 愛媛県松山市久万ノ台251番地1 |
TE | 089-922-9720 |
FAX | 089-927-6885 |
1945(昭和20)年7月20日 | 松山市街中心部が米軍爆撃機により空襲を受け、その大半が焼失した直後、その惨状の中で、聖書研究グループ「コイノニア」のメンバーたちは、祖国再建・戦災孤児救済に立ち上がることを決意。 |
1947(昭和22)年5月4日 | 「恩賜財団同胞援護会コイノニア弘済院」を国庫補助により建築し、事業開始。 |
1947(昭和22)年7月20日 | 松山市の要請により「コイノニア幼稚園」を弘済院に併設。 |
1948(昭和23)年4月1日 | 「コイノニア弘済院」を「コイノニア協会」に名称変更。児童の施設を「養護施設 松山信望愛の家」と命名。 |
1948(昭和23)年10月15日 | 「松山信望愛の家」は児童福祉法による児童福祉施設として認可を受ける。1953(昭和28)年12月1日定員数100名認可。 |
1953(昭和28)年3月31日 | 働く婦人の相談受付から「松山乳児預かり所」を松山市清水町に設立。同年12月1日施設名を「松山乳児院」に変更。定員45名。 |
1954(昭和29)年2月5日 | 「社会福祉法人コイノニア協会」として法人認可がなされる。 |
1956(昭和31)年6月1日 | 「松山信望愛の家」の処遇改善を目的として「養護施設あすなろ学園」を松山市平和通に設立、定員25名。松山信望愛の家は定員数75名に変更。 |
1959(昭和34)年1月30日 | 「松山信望愛の家」は借地契約が切れ、松山市久万ノ台251番地1(現在地)に用地購入移転新築。用地面積2221.48平方メートル。建築面積887平方メートル(木造平屋建て)。1968(昭和43)年隣接地にグラウンド用地の873平方メートルの土地取得。 |
1959(昭和34)年4月1日 | 「あすなろ学園」は今治市波止浜樋口に新築移転。 同年6月1日、定員50名で認可される。 |
1966(昭和41)年11月30日 |
「松山乳児院」は松山市久万ノ台173番地に新築移転。 同年12月1日定員40名に変更。 |
1984(昭和59)年3月20日 | 「松山信望愛の家」は本体施設の老朽化により、「民間老朽社会福祉施設整備補助事業」の国庫補助を受け、隣接グラウンドに新施設を建築竣工。鉄筋コンクリート造一部3階建て。建築面積936.9平方メートル。 |
1992(平成4)年9月25日 | 「松山信望愛の家」は競輪補助金と一寄付者による自己負担金充当により「地域交流ホーム愛の家」竣工。 |
2004(平成16)年3月18日 |
「松山乳児院」は地震対策として社会福祉施設等施設整備の補助金を得て、全体を改築し竣工。 同時に併設施設として、「コイノニア保育園」定員60名と「夜間保育所ふくろうの家」定員20名を建設同年4月1日開設した。 |
2006(平成18)年4月1日 | 「あすなろ学園」は敷地内に小規模グループケア施設「初穂の家」を建設し運営を開始。 |
2008(平成20)年2月28日 | 「松山信望愛の家」は競輪補助金により「小規模グループケア施設オレンジハウス」竣工。 |
2009(平成21)年4月1日 | 「松山信望愛の家」は「地域小規模児童養護施設 北さやハウス」を開設。2013(平成25)年10月28日、木屋町に移転「ラズリハウス」に改称。 |
2013(平成25)年4月1日 | 「あすなろ学園」は木造2階建て1326.2平米のユニット型施設に全面建て替え。 |
2015(平成27)年4月1日 | 保育所新制度に伴い「コイノニア保育園」は「認定こども園コイノニア保育園」に認定される。 |
2017(平成29)年4月1日 | 「松山信望愛の家」は「地域小規模児童養護施設 ラズリハウス」を閉鎖。<次世代育成支援対策施設整備交付金事業>により、施設を全面建て替え。隣接グラウンドに三棟からなる10ホームの小規模グループケア施設を建築使用開始。既存施設は、給食施設と食堂ホールを残すこととした。 「あすなろ学園」は今治市地掘に地域小規模児童養護施設「おおはしホーム」を開設。 |
2018(平成30)年4月1日 | 「松山乳児院」は、本体施設の南側隣接地(松山市久万ノ台171-1)に「小規模グループケア施設 はぐくみの家」を開設。 |
2021(令和3)年4月1日 | 保育所型認定こども園「コイノニア保育園」を廃止し、幼保連携型認定こども園「認定こども園コイノニア幼児園」に移行。 |
2023(令和5)年10月30日 | 「松山乳児院」は、小規模グループケア施設はぐくみの家を増改築竣工。11月1日から全入所児が「はぐくみの家」で生活することとなった。 |
2024(令和6)年4月1日 | 「松山信望愛の家」は一時保護専用施設(定員6名)を開設。 「あすなろ学園」は今治市高部に分園型小規模グループケア施設「旭方ホーム」を開設。 「松山乳児院」は定員30名に変更。一時保護専用施設(定員6名)を開設。 |
2024(令和6)年8月1日 | 「えひめ里親サポートセンターコイノニア」を開設。 |